【少年野球指導者のひとり言】「明日やる」は「明日もやらない」

「担任の先生が嫌いだから勉強しない」と言っている子の大多数は、その先生が嫌いなのと同時に「勉強自体が嫌い」です。でも子どもは「先生が嫌い」という「勉強しない理由」を正当化する主張を繰り返すうちに自分が「勉強が嫌い」という本質的な理由を見失います。結局担任の先生が変わってもやっぱり勉強しないというケースが多々有ります。

2017.10.31
「担任の先生が嫌いだから勉強しない」と言っている子の大多数は、その先生が嫌いなのと同時に「勉強自体が嫌い」です。

でも子どもは「先生が嫌い」という「勉強しない理由」を正当化する主張を繰り返すうちに自分が「勉強が嫌い」という本質的な理由を見失います。

結局担任の先生が変わってもやっぱり勉強しないというケースが多々有ります。


野球の世界でもあります。

下級生の時に「どうせ上級生が居て試合に出れないから、一生懸命練習しても意味がない。最上級生になったら一生懸命練習する」と思っている選手がいるとします。

その選手は上級生が引退したら確かに一時的に練習に熱が入るかも知れません。

でも結果が出なくて上級生になっても試合に出られなければ、結局は元の「サボり癖」が顔を出すことになるでしょう。

それは「試合に出られる実力をつける」という根本的な課題が解決していないからです。


私は他人の「明日やる」という言葉はあまり信じません。

「なぜ今日できなかったのか?」そこに合理的な理由がなければ、その人は必ず「明日もやらない」のです。

合理的な理由があった場合、その理由を解決しない限り、やっぱり「明日もやらない」のです。

「明日やる」と言っている子は、本人が「今日やらない理由」を理解していない場合もあるのです。

課題解決を行う時、「本質的な課題」を見間違えるといつまでたっても課題は解決しません。

時には大人が「今日できない理由は何?その理由は明日には解決するの?」と問いかけることも必要だと思います。


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著者プロフィール

著者:廣川寿(ひろかわひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


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