幼少期から学ばせたい『手の感覚を養う重要性』

「体が小さいから強い打球を打てない」そんな価値観はナンセンス。体が小さい子でも強い打球を打てるようになるバッティング講座が今冬開催される。講師は独自の“縦振り(たてぶり)理論”で多くの球児を育て上げた榊原貴之さん。全国各地で指導を展開する榊原さんにさまざまなお話を聞いてみました。今回のテーマは『手の感覚を養う重要性』です。

2017.11.16

道具を操るために、必要な手先の感覚

アマチュア、プロ問わず多くのアスリートのための技能上達工房『上達屋』で活動する手塚一志氏に師事を受け、2008年から株式会社『メイク・ユア・ロード』を設立した榊原さん。これまで約20,000人を超える少年少女を指導してきた経歴を持つ。そんな榊原さんは野球において大切なことは『手の感覚の重要性』だと言う。

「野球は体格・筋力によって結果が決まると考えている指導者・親御さんが多いと思います。しかし、野球というスポーツはボール、バット、グラブという3つの道具を手で使いこなす非常に技術性の高いコントロールスポーツです。上手に打ったり、投げたり、捕れたりという感覚は手で感じますよね? なので、そのためには筋力や体格ではなく、道具を操る手の感覚を養うことがなにより大切です」。

手の感覚というのは、目に見えにくく、言葉にして教えることは難しい。しかし、この感覚を身につけることはお子さんの年齢が早ければ早いほど良いと榊原さんは言う。そのために、常識では考えられない練習を指導の一環として行う。

「従来の指導ではやってはいけないとされていることも僕はやります。例えば、ボールを地面において打ったり、テニスみたいにワンバウンドしたボールを打ち返す練習もする。でもこれらはクローズアップされないだけで、意外とプロの選手も行っているんですよ。投手というのは投げ方も人それぞれで、尚且つ色んなボールを投げてきますので、練習の段階からそれらに対応する能力を作らなければなりません。どんな状況でもバットの力を最大限に生かせるように、型にはまらない練習をして、子どもの段階から道具の使い方を身につけて欲しいですね」。

バットを速く振れ!これはもっとも危険なワード

子どもにどうしてもボールを遠くに飛ばさせたいがために、多くの親が危険なワードを発していると榊原さんは言う。

「指導者や親御さんが子どもについつい言ってしまいがちな『バットを速く振れ』は実は危険なワードなんです。ボールを飛ばすのに一番重要なのは力や速さではなく、バットにうまく当てること。タイミングが合えば、小学6年生の直球を小学1年生が打つことだって可能なんです。むしろ遅いボールを綺麗な打球で打つことが大切です」。

バッティングにおいて肝心なのはスイングスピードよりも、バットが正しい角度で出せているかが問題。榊原さんの指導方針としてはインパクトまでは小さく、インパクトの瞬間以降はバットのヘッドの重さを利用し、大きく振ることを推奨している。

「イメージしやすいもので例えると、スポーツブランドの『NIKE』のロゴマークですね。あのような形がスイングの理想だと思っています。そのスイングに近づけられるために、様々なドリルを使って、一人ひとりにあった指導をしています」。

榊原さんの練習ドリルは子どもだけではなく、高校生や大学生でも同じことをやっている。イベントでは硬式や軟式、上級者や初級者問わず参加可能だ。手の感覚を養うことから始め、プレーヤーの相棒となる道具を上手に使いこなせるように丁寧な指導が受けられる。新たな考え、そして手の感覚を身につけてステップアップを図ろう。
(取材:児島由亮/撮影:編集部)



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