【八尾フレンド】チームの根本にあるのは『勝つ』こと、そして野球を通じた人間形成(前編)

桑田真澄(元巨人)や平石洋介(現楽天ヘッドコーチ)など、多くのプロ野球選手を輩出してきた大阪の中学硬式野球の強豪八尾フレンド。現在、中学部の指揮を執るのは、自身も八尾フレンドOBの大浦友裕監督。まだ20代の青年監督だ。大浦監督は『楽しさ』だけがクローズアップされる少年野球のあり方に異を唱える。

2018.01.29
根本にあるのは『勝つ』ことと野球を通じた人間形成を行うという監督の信念、そして「礼儀と人間作り」というチームの理念だ。1月下旬、気温こそ低かったが熱気に包まれたグラウンドで大浦監督に話を聞いた。

写真|ノックを行う八尾フレンドの大浦友裕監督
ノックを行う八尾フレンドの大浦友裕監督


――まずは八尾フレンドのチーム方針、チームカラーなどを教えてください。
「私はPL学園出身なので『球道即人道』という座右の銘をもっています。人の道すなわち野球の道。こうやってこのチームに来てくれている子ども達に、野球を通していろんなことを学んでもらえればと思いながら、日々の指導にあたっています。」


――チーム内での決め事やルールなどはありますか?
「当たり前のことを当たり前にする、何事も全力で取り組むという事は常に子どもたちに言っています。厳しいルールというのは特に決めてないですね」

 
――ホームページにあったチームの理念「礼儀と人間作り」は昔から変わらずですか?
「『礼儀と人間作り』という理念はチームができた時からあります。礼に始まり礼に終わるのでその辺をしっかりしていかないといけないと思っています。私自身教育者なので(大阪府立支援学校勤務)教員という立場からも子ども達を見れるところは他のチームにはない、八尾フレンドの特徴だと思っています」

写真|ノックを受ける前にノッカーに対して一礼を行う八尾フレンドの選手
ノックを受ける前にノッカーに対して一礼を行う八尾フレンドの選手

――小学部はどんな方針で指導されているのでしょうか?
「私自身は直接小学生は見ていないんですけども、体験入部で来られた時に、それこそ小学生は楽しく野球が出来て、野球が楽しいと思ってくれればいいのかなあと思うんです。小学生の間は打つことの楽しさであったり投げることの楽しさというものをたくさん経験してもらった方が、中学部に来てからはいいんじゃないかなと思います」


――中学部はどんな方針で指導していますか?
「うちのチームは『勝つ』ということを大前提に置いています。その中で子どもたちにチーム内での自分の役割というものを認識させた上で、チームの勝利にどういう形で貢献できるのかを考えさせるようにしています。それが野球というチームスポーツだと思いますので。そうでなければベンチにはレギュラーの9人しか必要ないということになってしまいますから。子どもたちが将来社会に出たときに、社会に役立つ人材、そして自立型の人間になるようにということも考えながら、日頃の指導なども行なっています。」
中学でもすぐに試合に出られる子は何が違う?

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