【上一色中学】部活動だから、軟球野球だからこそのメリット

中学軟式野球の人口減少が深刻だ。2007年に約30.5万人いた中学軟式野球の人口が2016年には18.5万人と40%近くも減少してる。そんな中で、毎年のように「硬式クラブと悩んだすえに・・・」と、子ども達に選ばれる中学の軟式野球部がある。江戸川区立上一色中学だ。全国中学校軟式野球大会 2015年3位、2016年準優勝、東日本軟式野球選手権大会優勝、東京都大会優勝11回、準優勝5回、関東中学校軟式野球大会優勝などの実績を誇る同中学野球部を率いる、西尾弘幸先生にお話を伺った。

2018.02.26

毎日練習できることが最大のメリット
野球以外の頑張りを教員が見てあげられる

――上一色中がある江戸川区は学区制がなく、自由選択制を取り入れています。そのため、区内から選手が通っているわけですが、「硬式クラブと悩んだすえに、上一色中を選んだ」という選手の声を毎年聞きます。部活動と軟球の良さは、どのように考えていますか。
「部活の良さは、たくさんあります。ひとつは学校の中での活動なので、野球以外の頑張りも教員が見てあげられるということです。子どもたちには『学校のリーダーになってほしい』と伝えていますが、学校全体9クラス(学年3クラス)のうち、だいたい半分の学級で、野球部が学級委員長を務めています」

――まさに、野球部が学校のリーダーですね。
「また、これは前任校(小松川三中)からずっと続けていることですが、朝は学年ごとに週1回、校内の雑巾がけをしています。褒められるためにやっているわけではないですが、周りの先生から『ありがとう』と声をかけてもらうと、中学生はそれだけで自信になるものです。野球をやっている自分も、日々の生活を送っている自分も、同じ人間ですよね。だからこそ、野球でも学校でも手を抜かずに取り組むことによって、人間的に成長できると感じています」
高校野球を見据えて芯のエリアが狭い竹バットで練習

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