【上一色中】強打の秘訣はどこにある?バッティング練習に迫る

2018.03.05

目指すは中学軟式日本一

写真|江戸川区立上一色中学校野球部の西尾弘幸監督

練習の合間には2度の補食を入れて、エネルギーを補給していた。
おにぎりを持ってきた選手が多かったが、中身を見ると卵焼きや肉、鮭など、たんぱく質を意識したメニューが大半。1月にスポーツ栄養士の講習を受け、親も選手も食事に対する意識が高まっている。

昼の弁当を見ても、中学生が大好きなお米(=炭水化物)だけでなく、おかずやフルーツなどがバランスよく入れられていた。
「中学生の時期は栄養のバランスが大事。その中で食べられる量をちょっとずつ増やしていけるのが理想です」

目指す場所はただひとつ、日本一。
精神的支柱となるのが、1番ショートとしてチームを引っ張るキャプテンの石神遥樹だ。
「西尾先生から言われているのは『主体変容』。自分が変わることによって、相手も変わる。自分から積極的に声を出して、周りを盛り上げていくようにしています」

チームには石上を入れて7人のリーダーがいるが、「それぞれの仕事ができていない」と1月下旬にリーダーだけのミーティング開かれた。
「このままでは勝てない。リーダーとしての意識が足りませんでした。自分から声を出すようにして、チームを盛り上げる。そこから、チームに一体感が出てきたように思います」(キャッチャー富田倖丞)

その後の練習試合では、ともに日本一を狙う強豪・星稜中と1勝2分、仙台育英秀光中とは1分と、互角の勝負を演じた。
「『一生懸命やったことが結果につながった』という経験をさせてあげたい。それが高校に行くときの大きな自信になります」

西尾監督は昨年6月に60歳の区切りの年を迎えた。定年退職も噂されたが、再任用で来年度以降も上一色中に残ることが決まっている。監督も選手も明るく前向きに野球に取り組み、目標の日本一を勝ち獲る。(取材・撮影/大利実)

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