【市川シニア】高校野球で活躍するための実践的な練習

取材当日は隣の浦安市にある「浦安運動公園野球場」で休日練習を行っていた市川シニア。
センター122メートル、両翼98メートルの人工芝のグラウンドをフルに使い、バッティング、守備、ロングティーなど6カ所に分かれ練習を行っていた。市川シニアはユニフォームを着るスタッフが宇野監督を始め12人在籍する。経験豊富な指導者たちが「待つ子どもがいないように」と、球場全体を広々と使い、各箇所で効率的な練習を行う。

2018.04.13
「うちは専用球場を持っていません。でも、その分少しでも長く練習するために、準備を手際よく行い、子どもたち一人ひとりが練習メニューをしっかり理解するように努めています」と宇野監督の言う通り、子どもたちの動きは迅速であり、スタッフの指導にもしっかりと対応している。ここで取材当日に行われた練習の一部を紹介しよう。

シャッフルの技術を覚える走塁練習

走塁練習というと、ベースランニングを沢山するチームが多いと思う。しかし、市川シニアはベースランニングの中でも、走塁練習の一環としてシャッフルの練習を丁寧に行う。シャッフルとは、ランナーがピッチャーの投球モーションと同時に次の塁の方向へ両足で跳ねるように進む動き(第2リード)のことだ。社会人野球など高いレベルを経験した宇野監督ならではの実践的練習といえる。

「プロならランナー2塁で10メートルも第2リードを取れば刺されますけど、中学野球なら刺されることはありません。送りバントを失敗し、ランナーが刺されるケースでは、バントの質というよりも、ランナーがそういった動きをさぼっているケースが目立ちますね。このシャッフルのような技術は高校野球で必要になっていきます。相手の肩の強さによって変わりますが、甲子園に出場するような強い高校に行けばメートル単位で徹底されていますよ」




攻める気持ちで前に出る守備練習

守りにおいても常に攻める気持ちを持ってほしいと子どもたちに指導する市川シニア。ノックでも、綺麗にボールを捕ろうとするのではなく、一歩でも前に出て速く捕りに行くことを徹底する。そして、どんなにキツイ状態でも、ボールの右側に足を出し、ステップすることを心がける。

「捕球の基本動作はボールの右側からしっかり回り込むこと。右足の踏み込みができていないと、身体が流れてしまい、送球も逸れてしまう。宮本慎也選手(現・東京ヤクルトスワローズ一軍ヘッドコーチ)のように、どんなに辛くても右側から回り込むような形で捕球をすることが大切です」。



上達に繋がる野球ノート

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