【少年野球指導者のためのキャッチャー練習法】キャッチャーに向いている子

キャッチャーは専門的なポジションであるため、プレー経験がない指導者、コーチの方が子どもに「キャッチャーの基本」を教えるのはなかなか難しいと思います。そこで、大学時代にキャッチャーとしてもプレーした経験を持つ、市川シニア(千葉)の宇野誠一監督に、少年野球年代のキャッチャーの練習方法を教えていただきました。

2018.04.26
キャッチャーの練習法を知る前に、皆さんはチームでキャッチャーを任せる子をどんな基準で選んでいますか?
「肩が強い」、「他の子どもに比べて体が大きい」といった基準でキャッチャーを選ぶ指導者も多いと思います。
けっして間違いではないと思いますが、捕手に一番求めて欲しい点は「しっかり声が出ること」です。

声と言ってもただガムシャラに出す声ではありません。
チームメイトに対し指示の声が出せることが大切です。
また、キャッチャーは捕るだけではなく、内野のカバーリングも頻繁に行うポジションです。
頭の回転が速く、チームメイトへの気遣いができる性格の子どもが向いているといえます。
それができる子であれば身体は小さくても構いません

写真|市川シニアの宇野監督
大学時代にキャッチャーとしてプレーした経験を持つ宇野監督

さらに、指導者に知って欲しい点として、キャッチャーの練習は子どもにとって非常にハードだということです。
反復練習をして身体に覚えさせたい気持ちはわかりますが、子どものケガに繋がっては元も子もありません。
座ったり、立ったりのスクワット運動というのは繰り返しすることで、大きな衝撃が膝に蓄積し成長痛(オスグッド・シュラッター病)を引き起こしてしまう要因になります。
子どもが小さいうちは反復練習よりも、短時間で集中した練習を行うことを推奨します。
また、試合が終わった後はキャッチャーの練習をしない、などある程度の休息期間を設けることも必要でしょう。

それでは、次回から具体的な練習方法を紹介していきます。

少年野球のキャッチャー練習法

基本0:キャッチャーに向いている子
基本1:構え方
基本2:キャッチング
基本3:ボールを止める
基本4:二塁スローイング
基本5:バント処理
基本6:タッチの仕方
基本7:フライの捕り方

■講師プロフィール

市川シニアの宇野誠一監督
宇野誠一
高校球児、中学硬式球児、学童球児の3児の父。
桐蔭学園高校→獨協大と内野手、捕手としてプレー。社会人野球ではリクルート、ローソン、フェデックスに所属。コーチ、監督経験も含め通算15年の社会人野球指導歴を持つ。
その後学童野球で6年間指導者として小学生を指導、4年生から野球を始めた次男を侍JAPANアンダー12代表に育てた「ヤキュイク父」でもある。現在は中学硬式チームの監督を務める。


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