【文武両道】板谷壮馬(京都成章)「目指すのは国公立大学、夢は理学療法士」

男女共学の京都成章は、京都屈指の進学校でありながらスポーツが盛んな学校で、全国クラスの強豪であるラグビー部や女子ソフトボール部のほか、女子テニス部、女子剣道部など多くの女子クラブも活発に活動している。
そんな中で、甲子園準優勝の実績を誇り、昨年も夏の甲子園に出場した野球部の部員数は96人。ほとんどの部員がメディカルスポーツコースに所属する中、2年生の板谷壮馬はASクラスで学んでいる。国公立大学への現役進学をめざすASクラス、国公立大学や難関私立大学への現役進学をめざすアカデミークラス、スポーツ医学を学びながら私立大学への現役進学をめざすメディカルスポーツクラスの3つのクラスがあり、2年生以上の部員の中でASクラスの勉強と野球部の練習を両立させているのはただ一人だ。松井常夫監督も「絶対、国公立大学に行ける」と太鼓判を押す。

2018.05.07
野球を始めたのは小学校2年生の時。第二回WBCでの侍ジャパンの戦いに胸を熱くし白球を追うようになった。習い事はそろばんと習字。どちらも小学校3年生から中学校2年生まで続け、塾に行きだしたのは中学校2年生から。

元々勉強が得意だったというわけでもなかったという。
「小学校の頃は野球ばっかりでした。勉強を全然してなかったって事はないですけど普通ぐらいでした。中2ぐらいから高校のことを考え始めて中3になってから京都成章のことを知りました。最初はメディカルスポーツに行こうと思ったんですけど、将来のことを考えたらASを狙おうと思って、そこからですね勉強し始めたのは」

将来の夢は理学療法士。小学校から投手をしているが怪我の影響もあって内野に回ったことがあり、治療の過程でその姿に憧れた。
「野球をやっていて怪我とか多かったんですけど、その時にリハビリの先生にお世話になって、こういう人になりたいなと思いました。たまたま学校のパンフレットを見てメディカルスポーツコースはそういう勉強もできるのでいいなと思っていたんですけど、大学でそういうのしっかり勉強したほうがいいと親に言われて進学しやすいASコースにしました」

板谷は滋賀出身。京都成章を選んだのは甲子園も狙えて勉強もしっかり出来るという条件を両方とも満たしていたからだ。小学校4年生の時に阪神タイガースファンクラブの会員特典でファーストピッチセレモニーに当選し甲子園のマウンドに立ったことがある。
「あの頃からずっと甲子園に行きたいと思っていて、甲子園に行けるチームに行きたかったのでここにしました」

京都成章は野球部の実績は言うに及ばず、勉学面でも廊下に自習スペースが設けられており、集中力が切れたら教室から場所を変えて勉強できるほか、熱心な先生が多く、遅くまで職員室に残っているためいつでも質問しに行くことができる。
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