【都筑中央ボーイズ】質を追求する投内連携と前田幸長直伝のピッチング練習

昨年9月に都筑中央ボーイズ(小学部)を取材させていただいた。その模様を掲載後「中学部ではどんな練習をしているのか知りたい」という多くの声が寄せられた。そこで、今回は都筑中央ボーイズの中学部を改めて取材させていただいた。小学部との違いや中学部で重視していることなどを中心に練習の内容を紹介する。前回のバティング練習に続き守備練習とピッチング練習の様子を紹介する。

2018.07.17

念入りに確認する内野守備と投内連携

専用グラウンドとはいえ、都筑中央ボボーイズのグラウンドは内野がすっぽり収まる程度の大きさだ。外野守備やフリーバッティングなどは月に4回ほど球場を借りられた時に時間をかけて行うという。必然的に普段このグラウンドでは内野守備と投内連携に多くの時間が割かれることになる。20分に一度くらいの割合で水分補給の休憩を挟みながら、午前中に約2時間たっぷり時間をかけて内野守備と投内連携の練習が行われた。

まずはバントを含めたゲーム形式のノック。ピッチャーがマウンドから投げ、バッターボックスのコーチがそのボールを実際に打ったり、バントをしたり、見逃したりと極めて実践に近い形式で行う。ピッチャーは味方がアウトを取ると次々と代わっていく。ちなみにこの日、数えただけでもピッチャーは16人いた。
バッターボックスで適宜バッテリーを中心に守備の動きの指導などを行なっていたのは、Bチームの監督も務める松橋良幸コーチ。長野東高校から駒澤大学へ進み、その後は独立リーグからプロを目指した経歴を持つ。現役時代のポジションがキャッチャーということもあり、三本間のランダウンプレーの動きがぎこちないと見ると、すぐにその場面を再現し、ピッチャーがカバーリングに入るタイミング、キャッチャーの走者の追い方などを細かく指導していた。

また、ピッチャーのセカンドへの牽制でもキャッチャーからのサインと投手が牽制するタイミング、ショート、セカンドが牽制に入るタイミングがなかなか揃わず、何度もタイミングの確認を行なっていた。新チームが発足してまだ間もないこともあると思うが、これを16人のピッチャー、一人一人に対して行なっていた。同時に松橋コーチは二人のキャッチャーに対しても「それぞれのピッチャーの牽制のくせやタイミングを覚えておかなきゃいけないぞ」と声をかけていた。この辺りの細やかな指導は、本職がキャッチャーのコーチならではと言えるだろう。






この守備練習は同時に走塁練習も兼ねられている。普段外野を守る選手たちが走者役となり、松橋コーチが打つとバターボックスよりもやや一塁に近い位置からファーストへ走る(距離が短い分だけ守る側も素早くファーストに投げなければアウトになりにくい)。走者がセーフになった場合は実戦と同じように塁上にランナーが溜まっていく。もちろん盗塁もある。キャッチャーも状況に応じて内野に指示やサインを出す。

走者役の選手たちも状況を見ながら、「サード空いてる!」「ホームあるよ!」「リードリード!」と塁上のランナーに向けて声を出す。点が入るとコーチと選手たちがハイタッチをしながら一緒に喜ぶ。まるで走者チームと守備チームの紅白戦のような趣だ。





時折ミスも見られたが、ミスをした選手に対してコーチたちが怒鳴りつけることはなく、ミスしたプレーを冷やかして選手をイジるという感じだった。そのため、選手たちにも失敗を恐れて萎縮する様子が見られない。また、ナイスプレーには前田会長やコーチ陣から「今のいいよ!ナイスプレー!」、「いまの男前!」などと選手を賞賛する声が飛んでいた。



こうして午前中の練習は終了。お昼休憩を挟んで午後はAチームとBチームの練習メニューが入れ替わり、引き続き練習が行われた。
前田幸長直伝のピッチング練習

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