子どもとスポーツドリンクの上手な付き合い方

2018.08.09
熱中症対策として基本中の基本である水分・塩分(ミネラル分)補給。

夏のグランドでは子どもたちがマイボトルを持参したり、チームでウォータージャグなどを準備したりして、水分補給を行うシーンも珍しくなくなりました。

特に子どもは大人に比べると体内の熱を発散させたり、汗をかいたりして体温調節を行う機能が未成熟であり、体内に熱がこもりやすいのでこまめに水分を摂ることが必要になってきます。

また身長が低いため、地面の輻射熱などの影響を受けやすいことも熱中症を引き起こす一因といわれています。

水分だけではなく塩分補給として手軽に準備できるものがスポーツドリンクではないでしょうか。

スポーツドリンクは文字どおりスポーツの場面に適した飲み物として適切な塩分・ミネラル分等を含み、スポーツを行う子どもたちのコンディションを支えます。

一方でスポーツドリンクは飲みやすさを考慮して糖分が多く含まれていることがありますので、表示ラベルをチェックしてどの程度糖分を含んでいるのかを確認しましょう。

糖質、炭水化物、カロリーなどの表記を確認し、水分補給によるカロリーの過剰摂取に気をつけるようにします。

1.5〜2リットルのペットボトル飲料を毎日習慣化して飲み続けると、「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性の糖尿病を発症することがあります。

スポーツドリンクとあわせてミネラル分を多く含む麦茶や水などを準備し、それぞれを交互に飲むことや、スポーツドリンクでも粉末タイプのものを準備して少し水を多めに入れるようにすると糖分の過剰摂取を防ぐことができます。

また最近はドラッグストアなどで経口補水液を購入することができますが、熱中症の予防というよりは、熱中症の傾向が見られるときにその症状を改善させるために利用しましょう。

スポーツドリンクは練習や試合の時に手軽に準備できる。水や麦茶と併用して利用しましょう


著者プロフィール

アスレティックトレーナーの西村典子さん
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。


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