【横浜港北ボーイズ】個々のレベルアップを重視し、高校野球に即通用する選手育成

ボーイズリーグのレベルも非常に高い神奈川県。そんな地で、子どもたちの将来を見据え、目先の勝利に走らずあくまで“高校野球で通用する選手を育てる”という方針を貫いているのが横浜港北ボーイズだ。チームを束ねる東正和監督に話を伺った。

2018.08.24

個々のレベルアップに重点を置く指導スタイル

チームOBには高校野球の強豪である桐光学園や、東海大菅生などに進学し野球を続ける選手も多い横浜港北ボーイズ。今春からGMという役職から再度監督業に復帰した東正和監督の下、子どもたちがノビノビと野球を楽しむ姿が見受けられる。

横浜港北ボーイズを率いる東正和監督

「うちは人数も多くなく、全国大会に出場するような強いチームとは言えません。ですが卒団した後、甲子園に出場するような強豪校に進学しても恥じることのない技術や挨拶といった礼儀をしっかり教えているつもりです。指導スタイルとしては勝利よりも、個々のレベルアップを念頭に置いています。その中でも重要視しているのは“基礎”。高校へ進学したら中学時代とは違うポジションになるかもしれませんよね? 野球の基礎や基本の動きを理解すれば、どんなポジションコンバートにも臨機応変に対応できるんですよ。卒団した3人の捕手が、内野手1人、投手2人と高校でポジションを変え活躍したこともありますよ」。


横浜港北ボーイズは3学年合わせて24人の子どもたちが在籍している。けっして多いとは言えない数字だが、少数だからこそ指導者がマンツーマンで教えることができ、子どもたちに満遍なく野球の知識を教えられるメリットがある。グラウンドでは中学1年生でも、3年生と何一つ変わらないメニューに取り組む。

「投げる、打つに関しての指導は1年生〜3年生まで一貫しています。マシン打撃の練習では『今日はストレートを右方向に打つ』、『今日は緩いカーブをセンター方向に打つ』といったようにテーマを決め取り組みます。身体の小さい1年生が3年生と同じメニューをやるのは難しいですが、中学野球のレベルにいち早く慣れるのが肝心です。できない場合は怒ることは一切しませんし、できるようになるまで丁寧に教えます。個々の対応というのは十人十色ですので、バットを短めに持たせたり、身体の使い方を工夫させたりと、あらゆる解決方法を模索し、選手の能力を引き出しています」。


子どもたちに聞き返すことで考える力を育む

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