”野球に活かす”トレーニング

2018.10.11
球場到着後の中止決定。しかもグラウンドは人工芝だったのでやる気満々だったのですが、ちょっとガッカリです。

中止が決まったら今日の練習場所の探し。保護者の皆さんが早速動いてくださって即座にトレーニングができるスペースを確保してくださいました。この保護者の皆さんのフットワークの良さもチームに活気を与えています。
気持ちをすぐに切り替えて、トレーニングに励みました。

私のトレーニング指導のモットーは2つです。

(1)明るく厳しく!
(2)野球に活かすトレーニングをやる!

(2)は「当たり前じゃん」と思うかも知れませんが、意外と「トレーニングのためのトレーニング」に陥っているチームは多いです。指導者側は「厳しいトレーニングメニューを課すこと」が目的化してしまったり、選手の側も「メニューを消化すること」が目的化してしまって、「このトレーニングが野球の何に生かされるのか?」を考えることなく淡々とメニューをこなす選手もいます。

野球チームでトレーニングを行なっている限り、仮にマッチョみたいな身体になっても野球が上手くならなければトレーニングの意味がありません。

そういう意味では「どんなメニューを消化するか?」以上に「個々のメニューを野球の技術との関連性を理解しながら、どれだけ丁寧に取り組むか?」の方が重要です。

例えばこんなことが大事だと思います。今日は一例を紹介します。

スクワットを行う時には背筋を伸ばす

守備でゴロを処理する時、背筋を丸めてしまうと目線が下を向いてしまい、必然的にボールの視界も狭くなってしまいます。そもそも野球のプレーは真下を向いて行うものは皆無です。特に屈伸した時に背筋を伸ばし、前を向いて行い「ゴロを処理するシーンを想像しながら腰を落とす」が大事だと思います。

投球動作を意識しながらランジ・サイドランジ

投手・野手に限らず、投球動作においては股関節の動きが重要です。「股関節の割り」の動作を丁寧に行うようなサイドランジ、足を前後に割った時に前足の股関節にしっかりと体重を乗せるようなランジを行うことで投球時の足の使い方や体重移動を意識させることは、投球・送球動作に役立ちます。

肩甲骨を動かす腕立て伏せ

本来、腕立て伏せは上腕二頭筋を鍛える運動です。しかし単に腕の屈伸を行うだけでは野球の技術に活かすためには不十分だと思います。腕を曲げる前にまずは胴体だけを少し下に下げることで「肩甲骨を剥がす」を行なった後に腕を曲げると、上腕二頭筋の強化だけでなく、肩甲骨の可動域拡大、肩の故障回避に役立つと思います。

トレーニングは効果や方法を丁寧に説明し、選手に対して単に「こなす」だけでなく、「質を高める努力」を促すことがとても大事だと思います。

雨でグラウンドが使えない時も「野球が上手くなる」トレーニングをしましょう!

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著者プロフィール

著者:廣川寿(ひろかわひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


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