疲労回復を早める「3つ」のことをおさらい!

2018.10.19

疲労回復を早める「3つ」のことをおさらい!

野球の練習や試合を行った後は体力的にかなり疲れていることと思います。成長著しいジュニア選手であれば回復も早いと考えがちですが、同じ部位に繰り返し負担をかけることはやはり疲労の蓄積につながり、この状態が長引いてしまうとケガを誘発してしまうことにもなります。連戦が続く場合はなるべく疲労をため込まないようにすることが大切ですが、選手一人に大きな負担を強いるのではなく、いろんな選手がプレーすることで一人にかかる負担を軽減することも大切です。

練習後のクールダウンやセルフケアは疲労をため込まないために必要不可欠な習慣です。ストレッチを行うと自分自身で体の柔軟性をチェックすることができたり、痛みや違和感などに気づきやすくなったりします。痛みがある場合は患部を氷で冷やすなどのRICE処置を行いますが、痛みが軽減されたからといって続けて試合に出るようなことになると、後々大きなケガにつながってしまうため、指導者や保護者の方は選手のキャリアを最優先に判断してほしいと思います。

試合後の食事ではエネルギー源としての炭水化物はもちろんですが、疲労回復につながるビタミンB群、ビタミンCなどを多く含む食材をとるように心がけましょう。準備しやすいものとしては豚肉を使った料理などが挙げられます。しょうが焼きや豚キムチ炒めなどと一緒に野菜も多くとるように心がけ、体の修復に必要なビタミン・ミネラル分をとるように心がけましょう。また青魚などに含まれるオメガ3系の油には炎症反応を抑える働きがあるといわれ、運動後に適量を摂取することで筋肉痛の軽減や疲労回復を促進させる効果が期待できます。

また入浴は疲れたときほど湯船につかって体を温めるようにしましょう。疲れているからといってシャワーで済ましてしまうと、体が温まらず、体内にたまった疲労物質がなかなか排出されないということにもつながります。血流を良くすることが疲労回復につながるため、湯船にしっかりつかって体を温め、ストレッチを行ったらなるべく早くベッドに入って、十分な睡眠をとるように心がけましょう。


豚肉は疲労回復に役立つビタミンB1を豊富に含むので、疲れたときほど積極的にとろう

著者プロフィール

アスレティックトレーナーの西村典子さん
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。

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