【駿台学園中】西村晴樹監督「野球以外のことも教えられるのが部活動の強み」

今年の夏に広島で行われた「第40回全国中学校軟式野球大会」でベスト4まで勝ち進んだ駿台学園中学軟式野球部。そんな強豪チームを率いる西村晴樹監督に高校で活躍する選手の特徴や小学生を見る時の視点などについてお話を伺った。

2018.12.04

中学時代は自立するための準備期間

――これまで西村晴樹監督が多くの中学生を見てきたなかで、高校で活躍する選手の共通点はありますか。
西村 まず、ひとつ言っているのは、「高校に行ったら、高校の監督の色に染まりなさい」ということです。極端なことを言えば、「中学のときにこういう教えを受けたから」という考えは捨てる。高校にはそれぞれの指導者の色があるので、その色に染まったほうが活躍しやすいと思います。

――それは興味深い考えですね。
西村 あとは、やっぱり自立できている選手ですね。自分で段取りを考えて、実行できるかどうか。失敗を恐れずに、積極的にチャレンジできる選手ほど、自立しやすいと感じています。中学時代は、高校で自立をするための準備期間だと位置付けています。だから、ある程度は、指導者からの強制が必要な時期ではないでしょうか。

――中学生を指導するうえで心がけていることはありますか。
西村 「構う」ということです。放ったらかしにしないで、選手との距離を縮めて、とにかく構うようにしています。チームを作るにおいては、学年を超えたタテのつながりを重視していて、駿台学園中では「家族制度」を取り入れています。

――あまり耳にしない制度ですね。
西村 5~6人をひとつの家族(1グループ)にして、最上級生が家長の立場、つまりはお父さんの役目を担います。その下に子どもたちがいて、何か聞きたいことや確認したいことがあれば、お父さんに聞く。グループの責任はお父さんにあって、たとえば、翌日に持ってくるものがあれば、お父さんが子どもたちに「明日は忘れものがないように」と念を入れて確認をします。

――3年生が下級生を構うようなシステムができているわけですね。
重視するのは「我慢強さ」

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