【大阪桐蔭】西谷監督「野球さえやっていればいいという考えではダメ」

2018.12.10

学ぶことの多かった「キャッチボールイベント」

野球人口、とりわけ少年野球人口は減少の一途をたどっている。野球より他競技に流れていることも原因のひとつだ。そのため野球シーズンオフとなったこの時期はあちこちで野球少年、またはこれから野球を始める子供たちを対象とした野球教室が開かれているが、西谷監督はこんな考えを持っていた。

「プロ野球選手が野球教室を開いているのも聞きますが、子供たちにしてみたらプロ野球選手よりも高校球児が教えた方が、身近な感じがして野球に入っていきやすいとも思います。高校生を見て、“こんなお兄ちゃんになりたいな”とか“甲子園ってすごいところなのに、そこでプレーできるってすごいな”って思ってもらえるようになるのもいいですよね」。

実際に大阪桐蔭は6月に香川県の招待試合に行った時に、試合後に地元の子供たちを招いたキャッチボールのイベントに参加した。香川県高野連が企画し、春の県大会優勝校の大手前高松高の選手と共に子供たちとキャッチボールをするというシンプルなものだ。センバツで活躍した根尾や藤原や中川らとキャッチボールができるということで、子供たちの目は輝きに満ちており、楽しそうにボールに触れる姿が印象的だった。

「こういうイベントはすごくいいと思いました。子供たちだけでなくウチの選手も初心に返って学ぶこともたくさんあります。高校生になると結果にこだわりすぎて悩んでしまうことが多いですが、子供たちの目の輝きを見て忘れかけていたことも思い出せますし、お互いにプラスになることばかりでした」。
学生である以上、勉強をしている中に野球がある

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