【大阪桐蔭】西谷監督「野球さえやっていればいいという考えではダメ」

2018.12.10

学生である以上、勉強をしている中に野球がある

高校野球の世界に進む中学生が心構えとして大切にするべきことは何なのだろうか。
「野球だけにならないことです。野球さえやっていればいいという考えではダメです。野球だけ頑張って勉強はどうでもいいという間違った努力はしないでほしい。
学生である以上、勉強をしている中に野球があります。大学に行けばもっと高いレベルの学力も必要になります。例えば東京六大学に進みたいなら、野球だけでは4年間在籍できません。むしろ、“野球だけ”にならない方が野球も伸びると思います」。

仮に勉強が苦手でも、苦手だからという理由だけで避けているようでは社会に出た時に苦手な仕事にすら向き合えなくなる。野球も最初はうまくいってもどこかで壁にぶつかる時があり、苦手なことを避け続けていると、限界を感じやすいという。野球でもピンチは必ず訪れる。そんな時にどう対処していくべきか、普段の生活から野球に働く要素は意外と多いのだ。
「勉強でも何でも全力でできることが大事です。例えば掃除。掃除は大人でも面倒じゃないですか。周りに分からなかったら少し手を抜いてもいいとも思ってしまいがちですが、それでも全力でやれるかです。ここを掃除しなさいと言われても、こっちの方が汚いからこっちもきれいにしようとか、明日はお客さんが来るからここもきれにしないととか、言われたこと以外のことも考えられるようになります。
ウチの寮生活がまさにそう。入学直後は何も出来ない子でも上級生になるほどそういった考えが生まれるようになるので、洗濯ものを干すことひとつにしても、1年生の時は全くできなくても3年生になると丁寧に干せる。ずいぶん成長したなと感じる子は毎年います。将来、いい旦那さんになるんじゃないでしょうか(笑)」。(取材・写真:沢井史)


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