【学童野球の現場から】#2 学童野球指導者の所作

関東のとある学童野球の監督をしている通称「タテジマ監督」が、「こうすれば学童野球はもっと良くなる!」「学童野球のここがおかしい!」など、日頃の試合、練習で感じたこと、思ったことなどを綴っています。

2018.12.14
こんにちは。関東で学童野球の指導をしております「タテジマ監督」と申します。私には学童野球について言いたいこと、伝えたいことがたくさんあります。その中から今回は「学童野球指導者の所作」について、お話させていただければと思います。

私は子供たちを指導するにあたって、常々コーチに伝えている事があります。
それは「主役は子供たち」という事です。

子供たちにも「主役はいつでも目立って楽しんで活躍しなさい」と伝えています。
一方で、主役である自分たちを全力でサポートするために「脇役」となってくれているコーチやお父さん、お母さんには常に感謝の気持ちをもつ事が大事だよとも伝えています。

しかし、様々な大会や試合で多くの指導者を見てきましたが、「主役は子供たち」ではなく、「大人が主役?」と疑問に感じる指導者も多く見受けられます。

例えば、
・椅子にのけ反り足を組んでサインを出す
・子供達に相手の弱点ばかりを突かせる
・ユニフォームのシャツを出している
・子供達を怒鳴る

これは、まぁ良く見る光景です。

先日はこんな監督もいました。
試合時間の都合で食事時間が短縮 → 苛立ち子供にあたりペットボトルを投げる → 子供たちが試合で萎縮してミスを連発 → 敗戦。

さらに、この監督は敗因を子供たちのせいにして試合後に長いミーティングも行っていました。

選手は監督を選べないとはよく聞きますが、せっかく好きで始めた野球なのに、野球の入り口である学童野球でこんな指導者に出会ったら本当に悲しい事です。

そもそもですが、
試合に勝ったら子供たちのおかげ。
試合に負けたら監督の責任。

学童野球の指導者にはここを間違えてほしくありません。

「主役は子供たち」であることを忘れ「主役は大人」になってしまっている場合、

子供よりも大人が勝ちたがる

子供よりも大人が試合に入れ込む

子供に過度なプレーを求める

勝ったら監督のおかげ(負けたら子供を責める)

こうやって勝つ事によって、「俺の指導法は正しい」と指導者自身が勘違いを繰り返しているように思います。

周囲や父兄も監督と同じで勝利を第一に求めていないでしょうか?
勝てる監督=素晴らしい監督と考えているため、意見を言えない体制が出来上がってしまっているように思います。

このような大人達の「勝利第一主義」の陰で、本来主役であるはずの子供達はどんな気持ちで野球をやっているのでしょうか?

少し話がそれてしまいましたが、私は学童野球の指導者は、ベンチで子供たちに立たせて応援させている以上、監督も立っておくべきだと思います。
サインも当然立って出すべきだと思います。
それが最低限の監督としての所作ではないでしょうか?

父兄の方にも、監督の椅子や飲み物に気を使う前に、子供たちの試合前や試合中、試合後の表情の変化や活躍をもっと注意して見て頂きたいと思います。

学童野球の主役は指導者ではありません。
子供なのですから。


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