【少年野球2.0】「笑顔が絶えない少年野球」レッドスネークコルツ(横浜)の取り組み

少年野球チームがどんな指導をしているかは、グラウンドに入った瞬間にわかるものだ。 マウンドからコーチがボールを投げながら、子どもを指導している。

「な? ちゃんと踏み込むといい当たりが出るだろ?」
「うん、わかってるんだけど」
「失敗してもいいから、思い切って振ってみろよ」
「そう、いい感じだ!」
「もうちょっと高めに投げてよ」
「よっしゃ!」

グラウンドのあちこちから笑い声が聞こえてくる。選手たちはユニフォームを着ているが、昔の子供の野球のような活気がある。
横浜市旭区の少年軟式野球チーム「レッドスネークコルツ」だ。ヘッドコーチの河原哲大さんに話を聞いた。

2018.12.19

4年前にチームに指導者として復帰



「僕自身がこのチームの出身です。4年生から入団して、中学ではリトルシニアをやって高校は大沢啓二さんがいた神奈川商工です。専門学校まで硬式野球をやりましたが、そのあとは草野球をする程度でした。でも、家族ができて子どもに野球の楽しさを教えようと、4年前にコーチになりました。監督はいらっしゃいますが、後継者を考えておられたので、私がやりたい方針も理解していただいたうえでまかせていただいています。バトンタッチの最中ですね」

“大好きな野球を嫌いになってほしくない”



河原さん自身は、多くの野球少年と同様、怒鳴られながら野球をやってきた経験の持ち主だ。

「あの頃なにがあったのかな? と思いだしてみるんですが、怒られてやる野球は、マイナスのプレッシャーでやる野球です。大人の顔色ばかり見て、積極的にはなれません。でも、それでは楽しくない。野球人気が減っている中、積極的なプレーができるチームにしたいと思ったんです。チームに戻ってきて、野球指導者になるにあたって考えたのは子供たちに“大好きな野球を嫌いになってほしくない”ということでした」

規律とスローガンを掲げる



グラウンドには「チーム規律」「チームスローガン」という2枚の紙が掲示してある。

チーム規律
 1.あいさつを必ずすること!
 2.大きな声で返事をする!
 3.整理整頓!
 4.リスペクトの心!
 5.自分から率先して行動する!
 6.朝は自分で起床し、参加する!

2018年 チームスローガンと目標
 1.スローガンBest Play &Challenge
 2.目標
(1)2018年最終目標旭区大会で優勝する(A・Bとも)
(2)2018年最初の目標旭区大会、もしくは他の大会で「2勝」する
(3)目標に向かった全力プレーをいつもする意識してできることを全力でやる

「復帰した時からこういう考えを持ってはいたのですが、思いを伝えることなくなんとなくやっていました。でも、しっかり文字にしないと伝わらない、みんながわかるようにしないといけないと考えてこういう紙を作りました。以前からスローガンはありましたが、発表しても1週間たつと忘れていました。でも、今は毎週みんなでこの紙を見るので、忘れなくなりました」
目標は子供たちを“野球好き”にすること

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